FRUHLING(春)な感じでほのぼのと。

長く、世論と言うのは、マスコミの報道の方向に頼ってきた。
その根本にある原因は、一般の人間には基本的には現場からの情報収集能力がなかったから・・つまり、報道に携わる人間の良心に、その情報の真実をゆだねてきたのだ。

しかし、ネットの時代になって、一個人の意見や思想がダイレクトに、多に向けて表現できるようになった。
同時に、様々な情報を手に入れられるようになった。
今や、少数派の意見であってもマスコミや大会社や国さえもが心を砕かなくてはならない時代。
現場の記者がどんなに良い記事を書いても、当事者を装った匿名の誰かに真贋を左右される現実。

ツールは便利になったけど、その運転方法の教育は未だ未熟・・というか、この多様性の中では基準をつくるなんて無理。
結局、社会的な道徳心にその根底を委ねるしかないのに、給食費すら払おうとしない、年金も払わない、それらも個人の自由っていう社会では・・・ちょっと心配・・・この国の未来。

情報教育に携わる者として、現在の混沌とした情報収集体系は非常に困っている。
未成年へのネットへの接続制限は必須・・・彼らがもつ一つ一つの疑問に対応しきれないし、危険を回避しきれない。
マスコミ媒体とネットは切り離すべき・・・思想の多様性は国のシステムの安定にはつながらない・・例え汚職があっても安定の方が大事。

まぁ、これも一個人の意見だけど・・・そんなことを書きたくなった休憩時間。